Verses
善きことに熟達し、その平和の境地を得ようと望む者は、次のように行動すべきである。すなわち、有能で、正直で、非常に正直で、従順で、穏やかで、誇りがないことである。
節 1
満足し、養いやすく、義務が少なく、軽やかに生き、感覚が静められ、思慮深く、大胆でなく、家族に執着しないこと。
節 2
賢者が後に非難するような、いかなる小さな過ちも犯してはならない。すべての生きとし生けるものが幸せで安全でありますように。すべての生きとし生けるものが心から幸せでありますように。
節 3
存在するあらゆる生きとし生けるもの、弱いものも強いものも、例外なく、長いもの、大きなもの、中くらいのもの、短いもの、微細なもの、粗いものも、
節 4
見えるものでも見えないものでも、遠くに住むものでも近くに住むものでも、すでに生まれたものでも、これから生まれようとするものでも、すべての生きとし生けるものが心から幸せでありますように。
節 5
誰も他人を欺いてはならず、どこでも誰も軽蔑してはならない。怒りや恨みの思いによって、誰も他人に苦しみを望んではならない。
節 6
母が自分の命を危険にさらしても一人の子を守るように、そのように、すべての生きとし生けるものに対して限りない心を育むべきである。
節 7
全世界に対して、上も下も横も、妨げられることなく、敵意なく、憎しみなく、限りない慈愛の心を育むべきである。
節 8
立っているときも、歩いているときも、座っているときも、横になっているときも、目が覚めている限り、この気づきを持続すべきである。これはここでの神聖な住まいと呼ばれる。
節 9
誤った見解に陥らず、徳を備え、洞察を具え、感覚的な快楽への執着を捨てたならば、その人はまことに再び母胎に入ることはない。
節 10
Worship Guidelines & Chanting Benefits (Phalashruti)
Daily or auspicious lunar days (Ekadashi, Purnima, Pradosham)
Brahma Muhurta (4:00 AM – 6:00 AM) or Evening Dusk (Sandhya)
Ghee lamp (Deepa), Incense (Dhoopa), Fresh flowers & Water offering
- Peace of mind, spiritual upliftment, and harmonious energy in the home
Background
メッタ・スッタは、上座部仏教のパーリ語経典であるスッタニパータの一部です。伝統的に祝福と瞑想の指針として唱えられ、僧侶や在家信者によって、慈しみを育み、害から守り、無条件の愛の心を育てるためにしばしば唱えられます。この経典は、謙虚さ、満足、非害などの徳を強調し、そのような実践の果実として、より高い境地への再生を含むと述べています。スッタニパータ1.8、およびクッダカパタ9として現れます。
Story & Significance
「慈経(カラニヤ・メッタ・スッタ)」は、あらゆる生き物に対して見返りを求めない慈しみの心(愛)を育むための仏教の教えです。上座部仏教の伝統では日々の読経として親しまれ、心穏やかに生きるための瞑想の土台としても広く大切にされています。
全文を読む →この聖典について
作者: Gautama Buddha · Founder of Buddhism · c. 5th–6th century BCE, Northern India/Nepal
Born Siddhartha Gautama in Lumbini, he attained enlightenment and spent the rest of his life teaching the Dhamma across northern India. His discourses (Suttas), preserved orally for generations before being written down in the Pali Canon, form the doctrinal foundation of Buddhism.
ご存知でしたか?
起源
『カラニーヤ・メッタ・スッタ』(慈愛経)は仏陀の教えとされ、『スッタニパータ』(初期仏教の経典集)の一部です。上座部仏教において最もよく誦され唱えられる経典の一つであり、日々の瞑想や護身のために用いられます。
構成
この経典はパーリ語の偈頌で書かれており、明確な三部構成があります。(1) 徳ある人が心を整える方法(第1–4偈)、(2) すべての生きとし生けるものに対して限りない慈しみを放つ実践(第5–8偈)、(3) その実践の果実——再生からの解放(第9偈)。
重要な喩え
第6偈は、母親が唯一の子を守るために命さえ顧みないという忘れがたいイメージを用いて、すべての生きとし生けるものに対して育むべき、包み込むような無条件の愛の模範としています。
実践的な瞑想
この経典はメッタ・バーヴァナー(慈愛の瞑想)の基礎となるテキストです。実践者は、第3–5偈と第7偈に記されるように、あらゆる方向(上、下、横)とあらゆる種類(短い、長い、見える、見えない)の生きとし生けるものに、系統的に善意を広げていきます。
結果
最後の偈は、この限りない慈愛を培い、邪見や感官の欲求から自由になることによって、『ブラフマ・ヴィハーラ』(梵天の住処)と呼ばれる状態に達し、胎内に戻らないと宣言しています。つまり、この実践は解脱(涅槃)へと導くのです。
